近年、地域活性化を目途に多くの自治体で地域アートプロジェクトが実施されていますが、そういった取組はもともと文化芸術の振興を目指しているため、まちづくりの目線からすると目的が曖昧になったり、成果が得られづらい事例が少なくありません。『MAD City』では小~中規模の地域アートプロジェクトを実践して得た知見から、「アート」と「まちづくり」が相乗効果を生むモデルを研究しています。(以下、弊社運営等の地域アートプロジェクト事例)
現在、数十人単位のアーティストをMAD Cityの入居者として迎え、日常的に活動支援するかたわら、国内外のアーティストがまちを拠点に活動できる滞在型のアーティスト・イン・レジデンスの運営にも携わっています。このようなレジデンスは海外の芸術家を対象とする公募時には300倍以上の倍率の申込をいただいており、年間で50人近い芸術家の滞在を受け入れるなど、イベント型から脱却したアートとまちづくりの実践となっています。