2020年以降、築古物件が大量に空き家となることが確実視され、区画整理と新規建築等による再開発はまちづくりの中心施策と見込めなくなっています。空き家の利活用が課題とされるなかで、物件を一括借り上げして事業者が入居者とオーナーの両属性を担うサブリース(転貸)や、リノベーションと呼ばれる付加価値型の改装などが注目を集めています。また今後はよりソフトを重視した低予算型の施策として、入居者自らが手を動かして理想の空間を作り上げるDIYリノベーションが注目されつつあります。
『MAD City』では発足時の2010年からサブリースとDIYリノベーションを組み合わせた事業モデルを構築し、極小エリアでありながら数十件の事例を実現。DIYによるリノベーションは、入居者を管理するだけでなく支援する共有ルームの運営やシェア型経済の促進など、まちづくり的な知見が必要であり、MAD Cityはこれらにおいても国内有数の事例を持ち合わせています。