松戸民なら一度は遭遇したことがある「タヌキ」デザイン
ボトルビール6本同時購入でおつまみ無料クーポン進呈 リブランディング記念キャンペーンも
千葉県松戸市のまちづくりプロジェクト MAD Cityが運営する物件でクラフトビール醸造所兼飲食店を営む「松戸ビール&タップルーム」がテイクアウト用のボトルビールのデザインを一新しました。アートワークを松戸在住のアーティスト HOLHY(ホーリー)氏、デザイン、アートディレクションを松戸市のまちづくり会社 株式会社まちづクリエイティブ取締役 小田雄太が務め、地元の強いつながりを活かしたリブランディングの取り組みを行いました。(写真: 倉田卓)
松戸の人々が忘れた頃に流れるタヌキのニュースに着想を得たデザイン
今回デザインを一新するにあたり、動物をモチーフにしたアートワークを検討していたアーティスト HOLHY氏。松戸にゆかりのある動物を調査していたところ、「松戸では、人々が忘れた頃にタヌキ出没のニュースが流れる」「実際に、松戸駅東口にはタヌキをキャラクターとしている町会もある」という話題にたどり着き、新しいラベルのモチーフとしてタヌキを採用しました。そんな、地元の人々に忘れられない存在であるタヌキを、食物・財福を司る神である「大黒天」を模したデザインで表現しています。
(左より、アートワーク全体像/新デザイン/旧デザイン)
松戸ビールのオーナー渡邊さんの「2019年にオープンした松戸ビールは、定番ビールを大事にしながら、季節ごとの松戸の作物を使い、式のうつろいを感じられるような楽しいビールを作っていきたいと思っています。」という言葉もメッセージとしてラベルに掲載。おいしいビールをまちの人に喜んで飲んでもらいたい、松戸を誇りに思えるビールをつくりたいというシンプルな目標を持ち、少しずつ進化していけるようなブルワリーでありたいと思っています、と渡邊さんは語っています。
ジャパン・グレートビア・アワーズ2021で入選
2021年3月に日本地ビール協会から発表された「ジャパン・グレートビア・アワーズ2021」では、松戸ビールのスペシャリティ・セゾン「富士の霧影」が同賞を受賞。昨年からつづくコロナ禍での厳しい営業環境下でテイクアウト営業やビアサーバーレンタルなど、多様な活動を続けてきた同店は、今シーズンもこのリブランディングプロジェクトを皮切りに、地元の方々とのつながりを活かした企画を展開していく予定です。
新ボトル発売記念キャンペーン
2021年4月1日(木)より、新ラベルのボトルビールを6本以上同時にご購入いただいたお客様には、松戸ビールで提供しているおつまみ1品が無料になるクーポンをプレゼント。店内のご利用のみで、おつまみ2〜3種からお好きな1品をお選びいただけます。今後は、アーティスト HOLHY氏の展示や、タヌキデザインのTシャツ等様々なグッズ販売も企画中です。
松戸ビール&タップルーム
2017年、東京都中央区でクラフトビール醸造所設立。その場でできたてのクラフトビールを飲むことができる飲食店(タップルーム)を併設し運営。2019年に松戸市に移転。「松戸名物」のローカルビール店を目指して経営している。地域限定のビールを少量多品種で製造し、できたてのまま味わっていただくことで、クラフトビールの魅力を伝えている。 梨や宇宙かぼちゃといった地元産の原料を使ったビールを製造したり、仕込みを体験できるワークショップを行うなど、クラフトビールを「身近なもの」「地元のもの」として認識してもらえるような活動にも力を入れている。
松戸市松戸1151-2
047-711-7218
営業時間:不定期営業中
定休日:火曜日・水曜日
HOLHY プロフィール
1983年、石川県小松市生まれ。「循環」「神秘」をコンセプトに、黄金長法律の螺旋に沿って西洋のテキスタイルや日本の伝統的な模様、グラフィティやカリグラフィを融合し、作品を制作。日常生活では、旅、スケートボード、音楽、人間、自然よりインスピレーションを絵に落とし込む。幼少より絵画を習い、思春期にはストリートやスケートパーク、拾ってきた廃材や段ボール等に描く事から創作活動をスタート。常に作品は旅や自身の感動を反映させるものと捉え日本全国ヒッチハイクツアー、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジアを放浪。世界のストリートアートやサブカルチャーを愛する人々に強く影響を受ける。過去10年で、国内外の路上やクラブ、ギャラリー、スケートボードパークにて、合計400本以上のライブペイントをこなし、壁画は国内だけでも30箇所を超える。国内最大のミュージックフェスティバルフジロックフェステイバルは5年連続ライブペイント出演しオフィシャルTshirtのデザインも行う。エレメントスケートボードが主催するキャンプイベントでも毎年作品を残し、クロスオーバーするカルチャーと、世界を旅して感じた自然から生まれる曲線美、色彩と融合し独自の画風を確立。 https://hayatohori.themedia.jp/
MADE IN MADプロジェクト
本プロジェクトは、MADE IN MADプロジェクトの一環として行われています。MADE IN MADは、松戸市民のシビックプライド醸成を目的として、市民が誇りを持てるような松戸発の独自なサービスやカルチャーを開発・発信するプロジェクトです。このプロジェクトでは、松戸市内全域を対象に、地元の事業者やクリエイターとともに、松戸ならではのサービスやプロダクト・企画を開発し、発信や販売を行い、松戸のオルタナティブな魅力を発信していく予定です。