DIYリノベで「自分のお店」を作ってみる1泊2日
ローカルな場所で活動したいクリエイター向けに、DIYリノベ実践合宿を佐賀県武雄市で無料開催
長崎や有田、波佐見…有名観光地に囲まれ「観光客が通り過ぎる」温泉地に増える空き家を再生へ
2016年度より、武雄温泉周辺エリアを中心に地元住人と県内外のクリエイターの交流会やワークショップを重ね、音楽フェス開催、クリエイター滞在施設の開設・運営、地域アートプロジェクト等を実施し、クリエイターが活動できる場の創出、武雄温泉エリアのブランディング等、地域との接点作りを行ってきたまちづくりプロジェクト『TAKEO MABOROSHI TERMINAL』。
今年度は、2016年度から温めてきた地元事業者と”場を活用できる”クリエイターの交流から得た知見を活かし、地元主体で持続的に運用できるまちづくりを「TAKEO MABOROSHI TERMINAL」を通して実現していく予定で、実際の空き店舗を活用したDIYリノベ合宿を8月と9月に無料開講いたします。
九州地方で活躍中のアーティストらが講師 県内外のクリエイターを対象にDIY合宿で「場づくり」を研究し、空き店舗再生の糸口を探る
武雄温泉どおり振興会の会長を務める旅館京都屋の前田氏は武雄の現状を「空き家問題はもちろん、地元事業者がそれぞれの店舗だけで完結させる自前主義での運営には限界を感じている」と話します。有名な観光地に囲まれ、長期滞在客が見込めない中間地点のエリアで空き店舗の活用や新規出店の実現は大きな社会課題。
そこで、2017年度の『TAKEO MABOROSHI TERMINAL』では近年増えつつある、自身の制作場所を兼ねた作品の展示・販売する店舗等の「他者を想定した場づくり」に取り組むクリエイター層に注目し、実際にまちづくりの分野で活躍する講師を招き、空き店舗活用を題材としたスクールを開設。1泊2日のスケジュールで実際の空き店舗を利用したDIY改装の実践を行う取り組みを県内外のクリエイターや地元住人を対象に実施いたします。第1回の「フィールドワーク&物件活用企画ワークショップ」は2017年8月26日(土)・27日(日)に開催します。また、9月開催の第2回はTAKEO MABOROSHI TERMINALのfacebookページにて発表予定です。
講師には、上記の「他者を想定した場づくり」を実践しているクリエイターとして、福岡・糸島で日本最大規模の芸術家滞在施設とアート教室ビジネスを運営する松崎氏(studio kura)、地元の武雄温泉でアクセサリーの工房兼ショップを運営し地域活性化イベントも企画する久保田氏(クーエグーテ)を招聘。この取り組みを通して、新規店が地元事業者と連携できる機会を生み出し、この実践を経て全国に数多ある新店創出が難しい地域の活性化手法として定着するよう取り組んでまいります。
※本ワークショップ詳細はTAKEO MABOROSHI TERMINALのfacebookページにて御案内いたします。 https://www.facebook.com/takeomaboroshi/